musubiオープンから1ヶ月の考察(と中心メンバー募集)

musubiオープンから1ヶ月が経ったので、今感じていることをまとめます。


ネガティヴでもポジティブでもなく、感じたことをそのまま書いていくので、何か感じることや思うことがあれば、フィードバックしてもらえたら嬉しいです。


「えっ、Rioそんなこと言っちゃうの?」と思われることも書いてるかもだけど、そんな僕も愛してくれると嬉しいです。笑



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musubiがスタートして1ヶ月。その間に2回のオープンDaysを開催。合計2週間で累計152人の人たちが全国各地から集まってくれた。


アクセスが良いなんてお世辞にも言えないような、電車もバスも通っていない場所に、これだけ多くの方々が集まったことを思うと、本当にたくさんの人が、ギフトという新しい世界や生き方に興味を持っているんだなぁと感じる。


そして、musubiに集まってくれたほとんどの人が「この場で自分は何をギフトできるか?」に向き合い、行動をしてくれた。掃除をしてくれた人もいれば、食器や寝具などを持ってきてくれた人もいた。帰宅後に、musubiに必要だと感じたものをわざわざ郵送してくれる人もいた。ものすごい感謝と感動の気持ちに包まれたし、その光景はとても美しいものだった。



だけど、その中には当然色々な人がいて、ギフトで成り立つ世界に興味があるという点においては共通しているけど、僕から見て明らかに2タイプの人たちに分かれたなぁと感じた。


1つ目のタイプは、純粋に新しい世界に興味を持ち、それを共に創っていきたいと思っている人たち。こういう人たちは能動的に生きているから、今の社会でも活躍していることが多いし、経済的にも精神的にも豊かな傾向がある。


もう1つのタイプは、逆に思いっきりお金に囚われている人たち。そういう人たちは「お金なんてものがあるから、不自由なんだ!そんなものは必要ないんだ!」と言わんばかりに、今の社会を否定したがる。このタイプの人たちは、大概、経済的にも精神的にも満たされてなさそうな印象を受ける。そして、とっても辛口な意見だけど、今まで自分の価値を必死に磨いたり、誰かに喜ばれることを一生懸命やった経験があまりないんだろうなぁと感じた。


これは当然の結果だけど、前者と後者とでは、musubiに来て実際に何をギフトしたかは、かなり異なった。


「この場は今までに誰かが提供してくれたギフトで成り立っていて、そのギフトの連鎖が続く限り、この場を存続します。それが途絶えたときがこの世界が終わるときです。そして、この場を運営するためには当然、家賃もかかっていれば光熱費もかかっています。なので、お金というギフトも求めています」


毎回ではないし、回を重ねる毎に表現は変わっていったけど、タイミングがあれば、そういった話をするようにしていた。


それでも後者の人たちは、口ではものすごく共感していると言いつつも、その場にあるギフトを受け取るだけ受け取って、何も与えずに、“きっと何も感じずに”、その場を去っていった。

(何も感じなかったのかどうかは僕の想像でしかないけど)


これはギフトとして与えた金額の話をしているではない。ギフトには想いがこもるので、金額の大小に関わらず、その人がどんな思いでギフトをしたのかが伝わってくる。たとえ他と比較して少額だったとしても、その人のギフトに愛や感謝などの想いがあれば、それはわかるし、僕自身そういったギフトをもらえると嬉しい気持ちになる。


あえて補足として伝えておくと、前者の意識だけど、まだうまく豊かさを循環できていない人もいる。そういう人たちは、良い意味で葛藤していた。それは素晴らしいことだと思う。


今、この場で与えることができないということは問題ではない。むしろ、何も与えることができないということを実感することこそが始まりだと、僕は思う。


「こんなに与えてもらったのに、自分には与えられるものがない」


そんな葛藤を感じることから、「自分はどんな価値を与えて生きていく存在でありたいか?」という問いが生まれてくる。そして、理想と現実のギャップに真摯に向き合い、その距離を縮めようと思えれば、人はそのときから自然と行動や選択を変えていける。そのプロセスを歩む人の姿は、とても美しい。


ちなみに、「自分はどんな価値を与えて生きていく存在でありたいか?」という問いを深めていくと、「自分はどんなギフト(才能)を与えられた人間なのか?」という問いに繋がる。そして最終的には「自分は何者なのか?」という問いに帰結すると僕は考えている。


それこそが、この場所にmusubi(命が生まれる場所)という名がつけられた理由だ。そしてそれはGiftShare(与えられた才能(=ギフト)を持ち寄る)という世界観の名前にも繋がっている。


僕がGiftShareやmusubiを始めたのには色々な思いや意図があるけど、最終的に望んでいるのは、みんながギフトの心と行動を自ら選択して生きていけるような世界だ。


誤解が多いからあえて書くけど、僕はギフトエコノミー制で場を運営することに対するこだわりは正直あまりない。


人がギフトの心と行動を選択して生きていけるようになるためには、「自分がどれだけのものを受け取って生きているかを理解し感謝すること」と「自分で与える(≒手放す)を選択すること」(つまりは、大いなる循環の世界で生き始めること)が大事だと思っていて、そのために効果的な方法がギフトエコノミーだと思ったから、それをやっている訳であって、ギフトエコノミー自体が目的ではない。


もし、人が与えるという選択をして生きていくため(循環の世界で生き始めるため)には、あえて定価を決めたり、何かガイドラインがあった方が効果的なのであれば、僕はそれを選んでいきたい。



この発言をネガティヴなものとして捉えないでほしいけど、この1ヶ月を通して、ただ場を用意するだけでは、みんながみんな、その世界まで行くのは難しいのかもなぁと感じた。



ちなみに、僕は今まで3年間、参加スタイルにSwag(Something I/you WAnna Give)制という名前をつけて、Lifeという生き方をテーマにしたイベントや講演会などを開催してきた。


Swag制とは、基本的にギフトエコノミー制と同じで、特定の参加費を支払う代わりに、「あなたが与えたい何かを、与えたいだけ、与える」という参加スタイルだ。


この参加スタイルはとてもうまくいっていた。なぜなら、20人程度の規模で、1日ないしは2〜3日間の合宿型で「生き方」をテーマに行うイベントなので、イベント終了時には僕と参加者との間に確固たる信頼関係が築けていたからだ。さらには、「多くを与える人が多くを受け取っている」という世界観や「奪うよりも与える方が幸せ」という価値観を共有した上で、最後のワークとして“僕に与えるSwag”を決めてもらっていたので、全員が真剣にSwagに向き合っていたという理由もあるだろう。


一方、musubiは、良くも悪くも僕個人とは切り離された世界だ。そして現時点では、「ギフトで成り立っている」という場のコンセプト以外は、自分がどんなギフトを選択するかの判断基準がない。さらには、仮で作ったギフトボックスと封筒はあるけど、ギフトは自由に入れてもらうことにしているので、名前を書かずに申し訳程度のギフトを出す人もいれば、そもそもギフトを出さない人もいる。ここの意識はちょっと工夫をすれば改善されるとは思うけど。


ある日、ある方にmusubiの料金を聞かれ「ギフト制で運営しています」と応えたら、「ありがとうございます!」と言われたことがある。「僕がギフトしている場だから、安く(無料で)使っていいですよ」と受け取られたなぁと瞬時にわかり、かなり残念な気持ちになった。


ギフト制は「安くて(無料で)いいですよ」というものではない。誤解を恐れず言えば、僕は「できるだけ多くを与えてほしい」と思っている。それは、musubiがより良い場所になるためや継続するためという側面は無くはないが、それ以上に、「多くを与えるという選択をすることで、その人が豊かさの循環の中に入り、多くを受け取れるようになる」と信じているからだ。


これは『U理論』訳者で、先月musubiでリトリートを開催してくれた由佐美加子さんが言っていた「結局はすべて自己愛に行き着く。ギフトで出す金額は自己愛のバロメーターになっているんじゃないか」という話とも繋がると思う。


何より、やはり自らギフトを与えている人の姿は美しいし、そういう人たちと共に僕は生きていきたい。


現代の損得を基準とした等価交換の世界を抜け出し、ギフトの世界を共に生きるためには、ある種の教育・啓蒙が必要だと思う。


musubiに訪れる人は、大なり小なり「ギフトに生きたい」と思っている人たちだと思う。でも、運営方法や環境を整えないと、来た人のうちの何人かは、自分でも気づかぬうちに、ギフトを受け取るだけで“何も感じずに”終わってしまうという、結果的にはテイカーを生み出す場にもなってしまうかもしれないなぁと感じた。



今後は、GiftShareの世界観やmusubiという場に触れただけで、自然とその場に訪れた一人ひとりが「自分には何がギフトできるか?」「自分は何をギフトしたいか?」「自分に与えられたギフトは何なのか?」「自分は何者なのか?」を真剣に向き合い、豊かさの循環に入るための1歩目として、自らのギフトを選択していきたくなるような環境や仕組みを整えていきたいと思う。


そして、できれば、そういった世界をつくっていくプロセスを、その世界に共感する人たちと一緒につくっていきたい。



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最後に。


こういった活動や世界づくりに興味のある人がいたら、ぜひ、一緒にやっていってもらえたら嬉しいです。興味のある人はぜひ、ご連絡ください。


正直な気持ちを書くと、この1ヶ月、たくさんの人たちがmusubiに来てくれて、みんなと話をしながら色々なものが作られたり集まってきたのは嬉しかったけど、同時に深い部分では「誰にどこまで相談していいのかわからないなぁ」という孤独感と寂しさも感じました。

(いっぱい相談に乗ってくださる方はいるので、自分の問題だと思っていますが)


ちょっとニュアンスが違うかもしれないけど、感覚的に言うならば、musubiやGiftShareの未来を共に描き、運営方法から仕組みづくり、リスクやコストのことまでを自分事といて一緒に取り組んでくれる【共同経営者】みたいな存在になってくれる人が現れたら、とっても嬉しいです。


もちろん、今回musubiに来てくれた人やGiftShareのfacebookグループに入っている人も、それぞれの距離感で活動に参加してくれているとは思っているけど、 この1ヶ月を通して、僕としては、もっと現実化のスピードと質と規模を上げていきたいなぁと思ったので、 【共同経営者】の意識で、GiftShareの中心メンバーとして動いてくれる人が10〜20人くらいでチームをつくれたら最高だなぁと思います。


新しい価値観でつながる新しいコミュニティ。

新しい常識で成り立つ新しい世界づくり。


興味のある人は、ぜひご連絡ください。


やりたいことやビジョンはたくさんあります。みんなの理想とちょっとの選択がつながれば、豊かさが溢れ出す世界はすぐそこまで来ていると、僕は確信しています。


一緒に理想の世界をつくっていきたい人。

その世界への架け橋をつくっていきたい人。


ぜひ、一緒にやっていきましょう。



長い考察になりました。

お付き合い頂き、ありがとうございました。

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