musubiオープンDays第3弾を終えての考察(Vol.1)

8月8日(火)から8月16日(水)までの9日間、musubiオープンDaysを開催しました。


musubiの場づくり開始の5月から考えると3ヶ月半。

今回は、今までのオープンDaysと比べ、運営方法や仕組み、ツール等など、いくつかの点で改善を行ったところ、とても嬉しい結果が生まれ、今後の見通しも得ることができました。


ここでは、その結果と具体的に改善したこと、そこから感じたことをまとめようと思います。



考察をはじめる前に、まずお礼を。


musubiにお越し下さったみなさん、ありがとうございました!!!

一番にお伝えしたいのは、みなさんがmusubiに集まってくれたことが、musubiにとっても、僕にとっても、同じくmusubiに集まった人たちにとっても、何よりものギフトだったということです。これからまとめる考察や今後のmusubiの変化は、みなさんがmusubiに来てくれたことによって生まれたものです。まずは心から感謝申し上げます。ありがとうございます!!!


ぜひ、第2の実家のような気持ちで、またいつでも帰ってきてくださいね^^


そして、まだmusubiにお越しになっていない方も、お待ちしております。

きっとそのときにしか得られない素敵な出逢いや体験、気づきが待っているはずです。


ぜひ、ご家族で、お友達と一緒に、もしくはひとりでぷらっと、遊びにきてくださいね!

musubiでお会いできることを楽しみにしています^^



では、考察に入りたいと思います。

まずは結果と改善したことを箇条書きにて。その後に、詳しい考察をまとめます。


めっっっっちゃ長いので(笑)、全4回に分けてまとめました。


読むのも一苦労ですが、我ながら良い考察になったと思うので、

よかったら読んでください^^



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《結果1:今回集まった人とギフト》


開催日数:9日間

(12日はオフ(終日外出)で、15日16日は宿泊者なしだったため、稼働は実質約1週間)


musubi総来場者数:61名

〈内訳〉1泊以上した人:19人 日帰り:29人 子ども:13人


集まったギフト:

(お金)199,545円

(物)布団、タオル、絵、調味料、食材、お菓子、ドリンク、他

(行為)毎日の掃除、草刈り、料理、演奏、マッサージ、送り迎え(相乗り)、他



《結果2:今回起こった10の嬉しい出来事》


(1)長期滞在者(約1週間)が2名いて、その2人の存在が全体に対して良い影響を与えてくれていた

(2)ドリンク提供/料理/掃除/洗濯など、一般的にはスタッフを行う作業を参加者が行ってくれていた

(3)悩みや課題を抱えている参加者のフォローを他の参加者がするという循環が起こっていた

(4)参加者全員でのシェアタイムに、多くの人が自分の変化や心の声を共有できていた

(5)今までのオープンDaysよりも参加者の満足度が高かった(気がする)

(6)当初の予定よりも滞在期間を延長する人が複数名いた

(7)musubi全館(3Fを除く)の清掃と、広場の草刈りがひとまず完了した

(8)約1週間の期間で、1ヶ月の経費(家賃/水道光熱費/食材費)相当のギフト(お金)が集まった

(9)僕がやりたいことをやれる自由な環境ができていた

(10)musubiの運営に関わりたいという方が複数名出てきた



《今回、改善した10のこと》


(1)当初の予定よりも期間を延長した(お盆シーズン)

(2)僕がすべての日程musubiに滞在した

(3)musubiをリトリート施設と定義した

(4)musubiのコンセプトシートを作成し、チェックイン時に読んでもらうことにした

(5)ドリンクメニュー表を作成し、チェックイン時にオーダーしてもらうことにした

(6)参加方式にペイフォワードスタイルを採用した

(7)ギフトレターとギフトボックスを用意し、次に来る人へのメッセージを残すことにした

(8)ホストとゲストの境目をなくし、やりたい人がやりたいことをやるという基本ルールを共有した

(9)不定期で(主に昼食時と夕食時)、参加者全員で感じていることをシェアする時間を設けた

(10)僕が必要以上に参加者に気を遣わずに、やりたいことをやることにした(楽しむことにした)



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◎《結果1:今回集まった人とギフト》に対する考察


まず、9日間(実質約1週間の稼働)で、1ヶ月分の経費(家賃10万+税/水道光熱費3〜5万/食材費3〜5万)をまかなえるだけのギフト(お金)が集まったということがとてもよかった。


約1時間の滞在でドリンク1杯を飲んだだけの人もいれば、1週間滞在した人もいるので、平均ギフト単価を出す意味はないかもしれないが、単純計算で、ギフト総額199,545円を総来場者数61人に割ったら、個人のギフト単価は3,271円になる。もちろん、中心値ではない。


これが高いか安いかの判断は人によって違うと思うが、僕は決して悪くない数字だと思っている。


ちなみに来場者の内訳を見ると、子連れの家族での参加も多く、61人のうち13人は子どもだった。ギフト(お金)から話は逸れるが、musubiの場に子どもがいるのはとても良いことだと思った。「自由にやりたいことをやってください」と言われても、何をやったらいいかを考えてしまう大人は少なくない。そんな中、子どもたちは家の中を走りまわったり、ハンモックで遊んだり、外の自然やmusubiに置いてあるもので新しい遊びを生み出したり、本当に楽しそうに、好きなことをやりはじめる。それは子どもの発達にとって良いことであると同時に、「こう生きなくてはいけない」という常識の中で生きている大人にとって、「自由」とは何かを教えてくれる素晴らしい教師になる。



話をギフト(お金)に戻そう。個人のギフト単価は3,271円だったと書いたが、ギフトを置いていったのは大人のみなので、大人の人数だけで考えると総来場数48人で、個人のギフト単価は4,157円。利用別人数を見ると、1泊以上宿泊した人が19人。日帰りが29人。日帰りが多かったのは少し意外だった。


実際に個人が置いていったギフトには、0円〜64,000円の幅があった。この金額の幅は、musubiをどれだけ利用したか(消費したか)とはまったく比例していない。普通に考えたら、長期滞在者のギフトの方が高額になり、短期滞在者の方が低額になりそうだが、その相関関係もあまりない。


短期滞在で、掃除や料理などといったmusubiでの価値貢献が多く、さらにたくさんのギフト(お金に限らず)を置いていった人もいれば、長期滞在で、貢献よりも消費が多かった上に、ギフトを置いていかない人(もしくは申し訳程度のギフトを置いていく人)もいた。




僕は、ギフトの循環の世界を生きる上で(特にイベントを企画したり、場を運営する立場になったときに)大事なポイントとして、一人ひとりが個別にどれだけのギフトを提供するかに、必要以上に意識を向けても意味がない(というか、自分が疲弊する)ということをあると考えている。


値段が決まっていない世界で、人がどれだけのギフトを提供するかは、その場でどれだけの満足や感動を受け取ったかよりも、その人個人の価値観や執着、お金に対する考え方、生き方の方が大きく影響する。


もちろん、満足や感動が大きいければ大きいほどギフトを出す動機になるので、ギフトの質や量は高まる傾向にはある。しかし、実際に出すかどうかは、それ以上に本人の意識に寄るものが大きい。


だから、その場で生み出されている価値の大小に限らず、ギフトを出す人は出すし、出さない人は出さないという前提を持つことが大事だ。



一方で、これは経験上の話で、論理的に説明できないのがとても残念だが、ある程度の期間や人数をまとめて見た場合では(今回の場合は9日間で61人)、その全体で集まるギフトの合計は、良い具合に落ち着くことが多い。


例えば、今回のオープンDaysでも、一人で64,000円のギフトを置いていってくれた人がいた。それはまるで、ギフトの世界で生きると決めたら、不思議な力によって調整が行われ、トータルで見たら上手くいくようになっているのではないか?と思ってしまうような現象にも見える。


この考察では、事実を大切にしたいので、スピリチュアル的な言及は控えようと思うが、個人的な感覚としては、「世界はひとつに繋がっている」という世界観や「等価交換ではなく贈与循環」という世界観をベースとしたGiftShareの世界において、こういったことが起こることは当然だよなぁと思う。


ここらへんの意見は人それぞれだと思うし、何が正しいというものでもないが、実際に今回もそういった奇跡のようなことが起こったことは、個人的にはとても嬉しいことだった。




また、経営的視点で見ると、上記のギフト(お金)以外にもこの期間、見えないお金が生み出されていたことも特筆しておきたい。


これはギフト(物)やギフト(行為)に当たる部分だが、通常、カフェやホテルを運営する上で必須業務となる、調理、配膳、掃除、洗濯、ベッドメイキングなどの作業は、スタッフを雇用して行うため人件費がかかる。しかし、今回のオープンDaysでは、集まった参加者たち自身がその場へのギフトとしてそのすべての作業を主体的に行ってくれた。もちろん、マネジメントや教育にお金も労力もかかっていない。つまり、場を運営する上で通常なら発生する費用がまったくかかっていないということだ。それは見方を変えれば、見えないお金が生み出されているとも言えると思う。


しかも、「やらされ感」のあるサービスではなく、参加者の「やりたい」という気持ちから生まれる行為なので、その質は基本的にはとても高いものになるし、その分、受け手の満足度も高くなる。さらにギフト提供者は貢献できる喜びを感じることができるので、本人の満足度もさらに高まる。


このホストとゲストの境目をなくした循環型の運営スタイルについては、また別の機会にまとめたいと思う。自分の中でもまだちゃんと形にできていないが、面白い未来が見えてきそうな気がする。



(Vol.2に続く)

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