musubiオープンDays第3弾を終えての考察(Vol.4)

(6)参加方式にペイフォワードスタイルを採用した
(7)ギフトレターとギフトボックスを用意し、次に来る人へのメッセージを残すことにした


この2つは、ギフトの循環を頭で理解する上でとても効果的だった。今までも基本的には同じことを伝えていたが、この改善により、ギフトのリアリティが増したと思う。



ペイフォワードスタイルとは(コンセプトシートより):

 musubiでは一般的なカフェやホテルと同じように、飲食や宿泊を提供していますが、ここには定価が存在しません。そして、あなたの飲食代や宿泊代は、前にmusubiに訪れた人が、顔も名前も知らないあなたのことを思い、既にお支払いしてくれています。

つまり、ここであなたが受け取るサービス、体験、気づきはすべて誰かからの”ギフト”。あなたはその人にお礼をすることも、お返しをすることもできません。まずは、“ギフトを受け取る”という体験をお楽しみください。

その後、もし自分も誰かにギフトを贈りたい、このギフトの循環に参加したいという気持ちが溢れ出たら、今度は自分がギフトする側にまわることができます。次にmusubiに訪れる、顔も名前も知らない誰かのことを想像し、自分が贈りたいと思った分だけギフトしてみてください。もちろん、ギフトは強制ではありません。


このペイフォワードスタイルのリアリティを増すために用意したのが、ギフトレターとギフトボックス。ギフトレターとは、前にmusubiに来てくれた人が残してくれた手紙のこと。ギフトレターには、musubiでの感想と、今後musubiに来る人に対するメッセージを書いてもらった。そして、次にmusubiに訪れる人にギフトしたい、もしくはmusubiが継続してほしいと思ったら、その分のお金やその他の何かと一緒に封筒に入れ、ギフトボックスに入れてもらうという仕組みだ。



musubiチェックイン時には、コンセプトシートを読み終わったら、次にこのギフトボックスを持って来て、以前の人が残していったギフトレターを渡すことにした。顔も名前も知らない誰かからのメッセージを読んでもらい、ギフトのリアリティを高めてもらうことが目的だったが、副次的な効果として、感想の部分も共有することで、「こんな楽しみ方があるのか」という楽しみ方の共有にも繋がっていったのは嬉しい想定外だった。


今回は、すべてのギフトレターを封筒に入れたまま共有したため、一通一通開いて見なければいけなかったが、今後はファイリングなどをして、過去のギフトレターが一覧として見れるように改善していきたいと思っている。また、ギフトレターも今回は100均で買ってきた色紙を使用したが、本当は素敵なデザインのmusubiオリジナルのギフトレターを用意したいと思っている。こちらもそういうものをつくるのが得意な人がいましたら、Wanted!!! お待ちしております〜。



> 今回のオープンDaysで前半に来た人たちへ

みなさんには、前の人からのギフトレターがない中で、自分たちからギフトレターを残すということをはじめてもらいました。その後にmusubiに来た人たちは、みなさんからはじめてもらったギフトレターを読むことで、ギフトの概念をリアルに感じられるようになったと思います。感謝申し上げます。ありがとう!!!!!



(8)ホストとゲストの境目をなくし、やりたい人がやりたいことをやるという基本ルールを共有した


これは、今までに書いていた通り。基本ルールをしっかりと共有することで、運営がとても楽になった。今までも同じようなことを伝えていたが、どうしても僕がホストとして必要以上に頑張ってしまい、疲弊することが多かった。それはmusubiや自分に対する自信のなさの現れだったのかもしれないし、ギフトや集まる人たちへの信頼の欠如から来ていたものだったかもしれない。とにかく、今回はこの基本ルールの通りにmusubiが運営されていたことがとても嬉しかった。



(9)不定期で(主に昼食時と夕食時)、参加者全員で感じていることをシェアする時間を設けた


暮らしの中で得た気づきをしっかりと自分の人生に落とし込むためには、一度立ち止まって自分が感じていることや考えていることを丁寧に観察することがとても大事だ。また、他の人が何を感じているのかを知ることは気づきの幅を広げることになるので、両方の観点から、定期的に参加者一人ひとりが感じていることをシェアする時間を持つことは効果的だった。


なお、シェアの質は、参加者の心の開示具合によって大きく変化する。今回は最初に発言してくれた人が場に信頼をもって、しっかりと心を開示してくれたために、スムーズに良いシェアタイムがはじまった。一度基準ができるとその後はとても楽で、次に続く人も同じく心を開示してシェアしてくれていた。


ちなみに、シェアタイムの質を高めるためには、ある程度のファシリテーションスキルが必要になってくる。今後、機会があれば、場を運営していきたい人向けに、深い対話を実現するために必要なファシリテーションとはどんなものかを伝えていきたいと思う。興味のある方はご連絡ください。musubiに来て、実際のものに触れてもらうことが一番オススメです。



(10)僕が必要以上に参加者に気を遣わずに、やりたいことをやることにした(楽しむことにした)


これは僕の気持ちの話。僕はこう見えて(どう見えて?)けっこう色んなことに気を遣ったり、色々なことを考え過ぎることが少なくない。特にmusubiに関しては、自分自身の生き方というよりも、みんなの理想を重ね合わせた新しい世界をつくるという意識も強かったため、“自分がどうしたいか”よりも、“何が正解か”を探してしまっていた。


そのため、客観的に見れば変な話でしかないが、今までは必要以上に自分の存在感を消そうとしたり、リーダーシップを発揮しないように意識していた。それが必要だと思って、必死にもがいていた。


でも、やっぱり自分の心地よさを選んでいくことが結局は全体にとってもベストなことだよな〜というある種の吹っ切れた感覚があり、今回はできる限り、自分のやりたいを優先することにしてみた。



悩んでいる人がいても無理に相談に乗ることもしなかったし、草刈りや掃除をみんなでやりたいと思ったから、声をかけて一緒にやってもらった。行きたいと思う場所があれば参加者を残してでも外出したし、自分の感情や考えていることをできるだけ素直に表現することを心がけた。誰よりもこの期間を楽しもうと決めていた。


そんなある種の自分勝手な在り方が参加者にどう見えていたのかはわからないが、個人的にはかなりよかったと思っている。悩んでいる人の相談に僕が乗らなかったら、他の人がその人をフォローしてくれていたし、草刈りや掃除を一緒にやってくれた人は「楽しかった」と言ってくれた(本心がどうかは不明。笑)。四国88箇所の歩き遍路を終わらせたつよぽんを迎えに行きたいと思い、徳島の霊山寺に行ったときも、結局7人が着いてきてくれて、みんなで楽しい時間を過ごすことができた。外出中に新しい参加者がmusubiに到着していたが、残っていた人が対応をしてくれて、そっちはそっちで楽しい時間を過ごしていたらしい。


これを結果オーライと言ってしまえばそれまでだが、僕はまったく無理をしていなかったので、とても楽しかったし、まわりの参加者も楽しそうにしてくれていた。というか、そもそもギフトシェアの世界観が「やりたい人がやりたいことをやる」なので、僕がそれをやらなければ誰がやるんだ!?という話なのかもしれない。今、書いていて改めて気がついた(笑)




最後に。


《結果2:今回起こった10の嬉しい出来事》の(10)でも書いたが、〈musubiの運営に関わりたいという方が複数名出てきた〉ことが何よりも嬉しい。今後、詳細を詰めていくが、できたら9月からは運営メンバーと一緒に、musubiを盛り上げていきたいと考えている。


現時点では、musubiに住み込んで運営に関わりたいという人、musubiで料理などを提供していきたいという人、musubiの仕組みをつくっていきたいという人など、様々な関わり方を考えてくれているメンバーが集まってきている。musubiは新しい形での運営スタイルを確立したいと思っているので、興味のある人は、ぜひ名乗り出てもらえるととても嬉しい。


今のイメージでは10〜15名くらいの人たちで一緒に運営していきたいと思っている。もちろん、一緒に運営するとは、管理人を交代交代でやるというわけではなく、共同経営者としてmusubiの今後を一緒に考え、実現していってくれる人だ。


共同経営者の参加条件のようなものを定める必要はあると思っているが、それもできるだけ集まったメンバーで決めていきたいと思っている。ギフトシェア(才能の持ち寄り)なので、できるだけ様々なタイプの人が集まったらいいなぁと思っている。集まるギフトは多様な方が、持ち寄ったら楽しいことになるので。


繰り返しになるが、musubiの運営に興味のある方は、ぜひご連絡ください。ギフトを切り口に自分の人生を見つめることができるし、新しい世界を創造していくというとてもエキサイティングな経験ができると確信しています。





ふぅ。やっと終わった。


とっっっっっっっても、長い考察になりました。お付き合い頂き、ありがとうございました。

気づけば、文字数が16,000字。どんだけ長い論文やねん。と自分で突っ込みたくなる(笑)


ちなみに、ここまで辿り着いた人は何人いるのだろう? 離脱率が気になる(笑)


自分の中での整理のためと、musubiやGiftShare の進化の記録を残すためと、同じようなことをやりたいと思う人にとって少しでも参考になればと思い、できるだけ細かく思っていることや感じていることをそのままの言葉で残してみました。


話が脱線することも多々ありましたが、きっと意味があると思い、手を止めずに書き続けました。


誰かの役に立つことを願って、この長い長い考察を終わらせたいと思います。



お付き合い頂き、ありがとうございました!!!!! 

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