2017年。いよいよ時が来たよ。
今、話題のキングコング西野さんの活動を見て、すっごく偉そうな表現だけど、
「いよいよ、時代が来たな~」と感じた。
2014年8月、僕は、東日本大震災の被災地石巻で、通常8,000円の参加費を頂いて開催していたイベント『Life』をはじめて無料で開催した。
すると、今まではイベントに来ていなかった層の人たちが来てくれた。
普段の参加者とは少し違う層の方々が、このイベントを通して、泣いて喜んだり、変化していく姿を見て、
「無料にしてよかった」と嬉しい気持ちがわいた直後に、
強烈な違和感が訪れた。
「参加費(お金)という存在が、大きな制約条件となり、参加したいのにできない人がいるのかもしれない」
ハワイで学んだ教えを実践しようと、「無条件の愛」で生きていたつもりの自分。
お金が欲しくてやっているのではなく、自分の「無条件の愛」の象徴として開催していたはずの『Life』。
しかし、
僕の「無条件の愛」を参加費という「制約条件」で、受け取れていない人たちがいるという現実。
あれ? なんだ、これ?
ひょっとして、これって、
めっちゃ条件付きの愛になってない??
「お金をくれた人には、僕の愛を与えます!」
そう言っているのと同じだと気づいた瞬間だった。
それ以来、僕が主催するイベントでは、参加費を定めることをやめた。
本当に言葉の通り、「無条件の愛」で人との繋がれる在り方ってどんな形だろう?
自然の摂理に則って、イベントやビジネスを再設計できないだろうか?
そうして行き着いたのが、Swag(Something I/you WAnna Give)制だった。
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これは、僕からの無条件の愛です。
欲しい人は誰でも、無条件に受け取ってください。
そして、もし、あなたも無条件の愛として何かを与えたいと思ったら、その与えたいものを、与えてください。
それは、どんなものでもいいし、僕からどれだけのものを受け取ったから、と紐づけなくていい。
同じ分だけの価値を交換しなくてもいいんです。
なぜなら、きっと世界は見えない何かで繋がっていて、たとえ僕があなたからたくさんの何かを頂くことができなくても、
僕から溢れ出た愛は、必ず世界を巡り巡って、僕の元に返ってくるから。
ただ、もし興味があれば、ぜひ、あなたも愛を生きることをやってみてください。
あなたから溢れ出た愛も、必ず世界を巡り巡って、あなたの元に返ってくることを体験できるから。
だから、大丈夫。
「等価交換」をするのではなく、
お互いに無条件の愛を与え合いましょう。
ーーーーー
そんな繋がり方を、僕は「贈与循環」と名付けた。
贈与循環の生き方をはじめて、もうすぐ2年半になる。
「収入や生活は大丈夫なの?」と心配をして頂くこともあるが、実は、等価交換をしていた頃に比べて、僕の人生は、間違いなく豊かになっている。
それは、僕が受け取る収入(お金)が増えたということはもちろん、
等価交換で生きていたときには創造もつかなかった人との温かい繋がりが生まれ、
さらに、僕に必要なものは、お金を通さなくても集まってくるという面白い現実がはじまった。
たとえば、僕が今、暮らしている家。
通常であれば、10万を超える家賃がかかる湘南の駅前一等地にあるマンションだが、実は、ある方が無償で使わせてくれている。
家で使用している家具家電も、ほとんどが頂き物だ。
去年の春に挙げた結婚式もそう。
「ふたりの結婚式の幹事をさせてほしい」と友人が自ら名乗り出てくれて、結婚式の日取りも会場も、その人が最高のものを選んでくれた。
ウェディングドレスも、友人が作ってくれたもの。
会場の装飾も、当日の司会進行も、生演奏も、乾杯酒も、引菓子や引出物も、すべて友人が提供してくれた。
たくさんの人たちから、たくさんの愛が集まり、いくらお金を払ってもつくることができない最高の結婚式を挙げることができた。
おかげ様で、今、とても幸せに暮らせている。
この2年半、ある種の「実験」だと思い、この生き方を試してきたが、自分の人生の中で、実験の「検証」は十分できたし、
最初に書いたように、芸能人というメジャーな存在であるキングコング西野さんの活動が注目されるようになったり、
「シェアリングエコノミー」や「ギフトエコノミー」、さらには「ギフトエコロジー」という概念が海外から輸入され、時代の流れも大きく変化してきたことを感じるので、
そろそろ「実験」から「実践」のフェーズに移ろうと思う。
長いこと、産休・育休に入っていたかように(笑)、表向きの活動を控えていたけど、いよいよ、再始動。
いよいよ時が来たと感じる2017年。
今年は大きく動いていくよ。
今、きているキーワードは、“国づくり”。
構想も、シナリオも、
具体的な場所も、人も、ご縁も、
同時にガンガンきている。
今、産まれてきている天使たちが、そのままの存在で生きていける世界をつくろう。
経済システムから、ライススタイルまで。
まったく新しい価値観で、新しい世界を。
徐々に仲間を募っていきます。
みんな、力を貸してね!
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