大切なことはすべてハワイの自然が教えてくれた Vol.3

『ハワイ島の交通インフラは愛でできている』


今回の「大切なことはすべてハワイの自然が教えてくれた」はちょっと番外編。自然体で生きている人間だって自然の一部だ!ということで、日本の常識ではあまり考えられない、素敵なハワイアンたちの常識をご紹介。

 

 

 

ところで、ハワイ島はどれくらいの大きさか、知っているだろうか?

 

ワイキキがあるオアフ島よりも大きいということはなんとなく知っているけど、実際のところ、どれくらい?

実は、ハワイ島の面積は10432.5km2。ハワイでは、Big-island(ビッグアイランド)と呼ばれており、他のハワイ主要7島の総面積よりもさらに大きく、日本でいうと、四国の約半分のサイズだ。

 

 

ちなみに、ハワイアンたちの聖地マウナ・ケアは、地上からの標高は4,205mで、富士山よりも高い。さらに、裾野にあたる太平洋の海洋底から測ると10,203mで、世界一高い山になる。その隣にあるマウナ・ロアは、マウナ・ケアよりも35mだけ標高は低いが、その体積は約75,000km3で、こっちは世界一体積の大きい山だ (富士山53個分)。※Wikipediaより


そんな何もかもがビッグなハワイ島。しかし、そんなハワイ島には電車が通っていない。バスは一応あるが、一日に3本程度。こんなに大きな島で生活していくためには、車は必須アイテムなのだ。

 

 

しかし、僕がハワイ島に住んでいたときには、車がなかった。

 

 

「せっかくハワイ島に住んでいるのに、どこにも行けない! そんなの嫌だ!」

 

 

そう思って、同じファームで生活をしていたハワイアンに相談してみたところ、彼は笑顔でこう応えた。

 

 

 

「そんなの、ヒッチハイクで出掛ければいいじゃないか!」

 

「えっ!? ヒッチハイク? 英語もそんなに自信があるわけでもないのに、大丈夫かな・・・?」

 

「何言ってるんだよ、子どももみんなやっているよ!」

 

 

たしかにハワイ島の国道には、親指を立てて、車が停まるのを待っている人がけっこう多い。しかし、海外でひとりでヒッチハイク。
さすがにちょっと緊張するけど、他に方法はないし、彼がそこまで言うのなら、とりあえずやってみよう。もし怖そうな人が出てきたら、断ればいいし。

 

 

そんな思いで、僕ははじめてハワイ島の国道で親指を立てた。

 

 

 

「こんな、親指立てて待っているだけで停まってくれる人なんているのかなぁ」

 

 

そう思っていた矢先、1台の車が目の前に表れた。

 

「きっと、車に乗せたいと思ってもらうためには、第一印象が大事だ!」そう思い、親指を立てたまま、運転席に座った知らないおじさんを笑顔で見つめる。すると・・・、なんと、おじさんは僕に笑顔を返し、目の前で停まってくれたではないか!!!

「どこに行きたいんだい?」

 

「えっと。シェラトンホテルに行きたいんだけど・・・」

 

「OK!乗りな!」

 

「あっ。はい、ありがとうございます!」


 

こうして、僕の人生初ヒッチハイクは、最初に通りかかった車に乗せてもらうことに成功した。しかも、その方はわざわざ遠回りまでしてくれて、僕はシェラトンホテルの真ん前まで連れていってもらってしまった。
まさか一発目のヒッチハイクが、こんなにスムーズに、こんなに良くしてもらえるとは思っていなかった。車を降りるとき、さすがにチップくらいは渡した方がいいかなと思い、ガソリン代程度のお金を渡そうとしたら、

 

 

「あの、ありがとうございます。これ、少ないですが、お礼です」

 

「そんなのいらないよ! じゃあな! Aloha!」

 

 

それはまるで、ヒーローが名前も名乗らずに去っていく映画のワンシーンのようだった。

 

 

 

それ以来、僕のハワイ島での交通手段はいつもヒッチハイクになった。会いたい人も行きたい場所も多かった僕は、毎日のようにヒッチハイクをしてはどこかに出掛けた。誰かが拾ってくれるまでにかかる時間は、だいたいいつも2〜3分。初ヒッチハイクのときと同じように、1台目に通った車が拾ってくれることも少なくなかった。

 

 

国道に立ち、親指を立てて、笑顔でドライバーを見つめる。そうすると、停まってくれなくても、ほとんどの人は笑顔で手を振ってくれたり、「がんばれ」と声をかけてくれる。完全に無視をするのは、観光客くらい。笑

 

 

意識をすると、ハワイ島は至る所で、ヒッチハイクをしている人を見かける。たまに、スケボーを走らせながら、親指を立てている人もいる。そして、拾ってくれた人に聞いたら「自分も以前ヒッチハイクをしていたから拾うことにしている」と言う人が少なくない。

 

ハワイ島には、助け合いの文化がある。嫌々車に乗せてくれた人はひとりもいない。みんな優しいし、みんな笑顔だ。こんなにも島中の人に愛が溢れているから、こんなにも大きな島なのに交通インフラが整ってなくても暮らしが成立するのだろう、なんてことすら思ってしまう。

 

 

それ以来、僕もハワイ島で車を運転するときに、親指を立てている人を見かけたら、拾ってあげるようにしている。その人がよほど変な雰囲気じゃなければ。笑

 

 

(下の写真はBackpackWeddingで有名な松永夫妻が遊びに来てくれたときのヒッチハイク写真。空港まで迎えに行くね〜と言いながら、ヒッチハイクで送迎しました。笑)


ハワイ島でヒッチハイクを経験すると、「うわ〜。世界には愛が溢れている!」「みんな愛で繋がっているんだなぁ」ということを実感する。でもきっとこれは本当はハワイ島に限らず、世界共通なんだと思う。じゃあ、なぜハワイ島ではそれが体験できるのか。それはきっとハワイ島では、親指を立てている人を見つけたら乗せてあげるということが常識になっているから。その常識があるかないかの違い。言葉を変えれば文化の違い。そんな愛の文化や、助け合いの文化が世界中に広がればどんなに素敵なことだろう。そんな文化を広げていく活動を今後やっていきたい。

 

あっ! 4月に開催するハワイ島のツアーのコンテンツのひとつに、ヒッチハイクを入れようかな!

 

ツアー参加者をハワイ島のどこかに置いてきぼりにして、自力ではなく他力を使って、ホテルまで帰ってきてください。っていうミッション。おぉ、これはいい。面白そう。笑

 

 

春の濃厚過ぎるハワイツアー。
4月12日〜4月20日の日程で、マウイ島&ハワイ島で開催します。今、宿などの最終調整中。もうすぐ全詳細を出せると思うので、もうしばらくお待ちください。

 

ハワイは大切なことをすべて教えてくれる。僕が何かを教えるなんて、とてもおこがましいけど、ハワイのメッセージを届けることならそれなりにできると思う。ぜひ、本物のハワイに触れたい人は、一緒に行きましょう^^

 

Aloha!

 

 

※ヒッチハイクをする際、たまに怪しい人もいるので、人の見極めは自己責任でお願いします。笑

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